カノウ マサジ
Masaji Kano
加納 正二 所属 経済情報学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/05 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | リレーションシップ貸出の限界と新しい中小企業貸出手法の影響 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 2008年度~2010年度 科学研究費補助金研究成果報告書 |
掲載区分 | 国内 |
概要 | 課題番号 20530279 本研究では中小企業金融の貸出技術の中でも特にリレーションシップ貸出に着目し、その限界と課題を歴史的および実証的に考察した。ソフト情報の吸収蓄積は、従来から行われていたが、貸出審査における、その位置づけは変化してきた。 わが国では、欧米に比し、超長期のリレーションシップが構築されるが、これは根抵当権設定による伝統的な貸出による影響によるものと考えられ、特に地方では顕著な傾向である。 リレーションシップは成長性の高い中小企業ほど変更しており、またリレーションシップの数も経済的要因により増減する。一方、リレーションシップを一度変更した中小企業は再度変更する傾向があるなど、リレーションシップ貸出には限界もあり、地域金融機関は貸出に関して、その地域に応じた独自のビジネスモデルの構築が期待される。 |