マツモト シンゴ
Matsumoto Shingo
松本 信吾 所属 教育学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/03 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 「遊びのリスクに対する幼稚園保護者の認識の変容要因」 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 学部・附属学校共同研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島大学学部・附属学校共同研究機構 |
巻・号・頁 | (43),35-42頁 |
総ページ数 | 8 |
担当範囲 | 計画書作成、アンケート案作成、アンケート調査の実施、分析、考察、全体の総括 |
著者・共著者 | 松本 信吾; 杉村 伸一郎; 中坪 史典; 清水 寿代; 金岡 美幸; 久原 有貴; 堀 奈美 |
概要 | 本研究は、幼稚園保護者は、遊びのリスクに対する認識が幼稚園入園前と入園後で変容するのか、変容するのであればその要因を探ることを目的とした。方法は、幼稚園保護者154名に質問紙調査を行い因子分析を行った。その結果、遊びのリスクに対する認識として「危険回避」「子どもによるリスク管理」「危険に対する不安」「遊びの安全管理」の4因子を見出した。このうち、「危険回避」「子どもによるリスク管理」「危険に対する不安」は、幼稚園入園後、保護者がリスクを許容し子ども自身に管理させる方向に変容しており、幼稚園入園後の何らかの要因により保護者の認識が変容していることが示された。その変容の要因としては、実際の子どもの姿を通して認識を変えたとする回答が最も多く、子どもが実際に遊ぶ姿を保護者が見ることの有用性が示唆された。また、その他の要因として、担任との話をすることや保護者自らが遊び場を体験することなどが、紙媒体の発信よりも多く回答され、保護者自身が直接体験することが有用である可能性が示唆された。
本人執筆担当部分:計画書作成、アンケート案作成、アンケート調査の実施、分析、考察、全体の総括(pp:35-42) |