ヒラバヤシ トヨキ   Toyoki Hirabayashi
  平林 豊樹
   所属   教育学部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1997/06
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 実践産出のメカニズムとハビトゥスの変容可能性とを巡って
執筆形態 単著
掲載誌名 年報社会学論集
掲載区分国内
出版社・発行元 関東社会学会
巻・号・頁 (第10号),37-48頁
概要 ブルデューの「ハビトゥス」概念を用いて歴史的な社会変動を説明出来る事を、論証した。「ハビトゥス」は、彼の創出した他の概念(特に、「場」「資本」)と絡めて理解されなければならない。性向のシステムたる「ハビトゥス」は、論理的一貫性を保持し続けると同時に、その時々の現状に合わせて微細に変容し得る。「ハビトゥス」が変容可能である以上、ブルデューの理論に基づく歴史的変動分析が可能になり、且つ、彼の理論上で「行為主体の能動性」の範囲が画定される。これらを論証する為に、私は、ブルデュー及びその学派の事例研究を要約し、彼の理論を事例研究に適応する仕方を分析した。又、事例研究とブルデューの理論の認識論的側面(「ハビトゥス」概念の認識論的意味)との相即不離な関係を解明した。