テラダ ミツヒロ
Mitsuhiro Terada
寺田 光宏 所属 教育学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/09 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 中学生の理科に対する好感度・理解度変容の研究 -学習塾における長期・連続的アンケート及びプロトコル分析に基づいて- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 臨床教科教育会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第14巻(第2号),39-49頁 |
著者・共著者 | 能波真穂・寺田光宏 |
概要 | 本研究は,中学生の理科に対する態度の一部である理科の好感度(好き)および自己認識における理解度の詳細な時間変化によりその要因と,理科に対する「好き」「分かる」「解ける」の変化の仕方の差異とその理由について明らかにした。第1に,理科に対する好感度・理解度が否定傾向であったときは,ネガティブな発言が多く,喜びを表す発言がない生徒が多かった。また,好感度・理解度であったときは,納得している場面があった生徒,また教え合いの場面がみられた生徒が多かった。第2に,「好き」「分かる」「解ける」その変化のパターンは,①同時に変化する②常に「好き」で「分かる」「解ける」が変化する③「分かる」「解ける」が変化し,「好き」につながる3つあった。パターン①の生徒は,その日の学習内容によって全体が大きく左右され,パターン②の生徒は今後も「分からない」「解けない」と思う学習内容があっても好感度は保たれ,パターン③の生徒は理解度,好感度の順に高まると考えられる。 |