ハマチヨ イヅミ
Izumi Hamachiyo
濱千代 いづみ 所属 教育学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/11/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 金子みすゞ『南京玉』に見られる三歳児の比喩表現 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 解釈 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 解釈学会 |
巻・号・頁 | 68(11-12),35-45頁 |
総ページ数 | 11 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 濱千代いづみ |
概要 | 『南京玉』を資料に用いて、三歳児の言語表現能力の育ちと関連させて、比喩表現の特色を探求した。顕著な結果を3点あげる。①擬人法が多く現れる。幼児は自己を中心とした捉え方や、自己を拡張して身近な物に生命を与える捉え方をする。物語の登場動物、人形等の身近な物や事象を擬人化する点に幼児の概念理解の芽生えを認めることができる。②直喩法と隠喩法の用例数に大差はなく、視覚的な類似性が主たる基盤となっている。比喩の対象と媒体との関係は単純なものが多い。③見立て遊びでは玩具や道具の形だけでなく、それらを使って創出される機能や、全体から生み出される状況などが比喩表現の対象になっている。 |