オオイシ マユカ   Oishi Mayuka
  大石 真由香
   所属   教育学部
   職種   専任講師
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/01
形態種別 研究論文 
査読 査読あり
標題 『万葉拾穂抄』の著述態度について―定家説引用部分を中心に―
執筆形態 単著
掲載誌名 萬葉
掲載区分国内
出版社・発行元 萬葉学会
巻・号・頁 (203号),36-66頁
概要 北村季吟『万葉拾穂抄』の著述態度を、藤原定家著述『万葉集長歌短歌之説』からの引用箇所を分析し、仙覚説引用箇所と比較して論じたものである。当該本は仙覚の実証的な訓読の方法を尊重・継承しつつ、自説をみだりに主張する仙覚の傲慢さを非難する。自説を相対化する態度は定家の古典注釈態度を踏襲したものである。定家説は仙覚説との間で相対化されたものとして見るべきであり、崇拝的・無批判的な定家説享受と言われてきた従来の評価の問題点を指摘した。