アベ カズサ   Abe Kazusa
  安部 日珠沙
   所属   幼児教育学科第一部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2012/11
形態種別 研究論文 
査読 査読あり
標題 スピノザ『エチカ』の核心―神即自然から神即愛へ―
執筆形態 単著
掲載誌名 フィロソフィア・イワテ
掲載区分国内
出版社・発行元 岩手哲学会
巻・号・頁 (第44号),15-27頁
総ページ数 13
概要 人間にとって最良の生き方とは何か,という課題を,本稿は,主にスピノザの思想から研究した。彼は,人間が生きているのは,世界が人間を産み出し,育て,生かしているからだと考えた。そして,世界が人間を生かすのは,人間を愛しているからだとして,自分を包み込む世界を愛することを,人間の倫理とした。彼は,人間が互いに愛し合うだけが愛なのではなく,自分を生かしてくれている世界の愛や慈しみに気付き,畏敬の念を抱くことも,愛の営みとしたのである。