キドウラ トヨカズ   Kidoura Toyokazu
  木戸浦 豊和
   所属   教育学部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/05
形態種別 研究論文 
査読 査読あり
標題 夏目漱石・島村抱月・大西祝における「同情」の文学論――一八世紀西洋道徳哲学の《sympathy》を視座として
執筆形態 単著
掲載誌名 『日本近代文学』第96集
掲載区分国内
出版社・発行元 日本近代文学会
巻・号・頁 38-48頁
総ページ数 11
概要 本論文は、漱石・島村抱月・大西祝の批評を「同情」を視点に検討した。彼らは「同情」を原理に文学理論を構築しようとした。しかも彼らの「同情」は、他者の心情に想像的に共感する原理(同情的想像力)であるとともに、他者の言動を第三者の地点から公平に判断する原理である。この「同情」概念の源泉の一端として、明治20年代におけるアダム・スミス『道徳感情論』における《sympathy》の原理の受容を仮定した。