オオイシ マユカ   Oishi Mayuka
  大石 真由香
   所属   教育学部
   職種   専任講師
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/03
形態種別 研究論文 
査読 査読あり
標題 『万葉拾穂抄』についての一考察―自筆稿本巻一との比較を通して―
執筆形態 単著
掲載誌名 人間文化研究科年報
掲載区分国内
出版社・発行元 奈良女子大学大学院
巻・号・頁 (24号),262-270頁
概要 2009年3月31日.
本稿は、西尾市岩瀬文庫所蔵『万葉集拾穂抄』自筆稿本巻一と、刊本『万葉拾穂抄』巻一との本文の相違を検討し、その間の季吟の注釈態度の変化について論じたものである。その注釈内容は、自筆稿本では仙覚説を基とする姿勢が比較的強く見えるのに対し、刊本では定家・宗祇等中世歌学における権威を規範とした注釈へと変化する。これは季吟が刊本『万葉拾穂抄』を啓蒙的な書物として完成させようとした結果であろう。