ミヤノ ユタカ
Yutaka Miyano
宮野 裕 所属 教育学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 一五世紀におけるモスクワ教会の独立とその正当化作業—フェラーラ・フィレンツェ公会議観の変化を中心に |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 西洋史論集 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (11),60-90頁 |
概要 | ロシアにおける「反カトリック」的アイデンティティはどこに起源を持つのか。これまで15世紀のフェラーラ・フィレンツェ公会議におけるローマ教会と正教会との「合同」とそれへの反発が直接的にロシアに「反カトリック」精神を植え付けたとされてきた。それに対し、本稿では、それから時を経た1460年頃に初めて、カトリックによる正教会に対する攻勢の強まりこそが原因であると論じられ、この時期に、上記公会議に関する記述が書き換えられていく様が描かれた。 |