クロダ ショウダイ
黒田 翔大 所属 外国語学部 職種 専任講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/05 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 電話社会のディストピア――星新一『声の網』に描かれた未来社会―― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 阪神近代文学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (20),105-118頁 |
概要 | 星新一『声の網』を扱い、電話を中心として描かれた未来社会にどのような意味が有されているのかを考察している。『声の網』に対する評価としてインターネット社会を予見しているといったものがある。しかし、それは現代からの眼差しであり、作中に描かれている電話の同時代性が看過されかねない。その結果として、コンピュータの支配の道具として電話が選ばれているというのは単に時代性を帯びた発想だと捉えられることになろう。そこで、当時の状況を掘り起こしていくことにより、この作品の持つ先見性を改めて評価している。 |