ヒラバヤシ トヨキ
Toyoki Hirabayashi
平林 豊樹 所属 教育学部 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2009/11/29 |
発表テーマ | ≪個人化≫と≪社会的再生産≫との共存時代 |
会議名 | 比較文明学会大会(第27回) |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 立教大学 |
概要 | 現代の先進産業諸国の人々は、現代に特有な諸制度の枠内で、制度的に個別に取り扱われると同時に自ら個別に行動する(個人化)。それ以前に支配的だった社会的諸範疇が諸個人を包摂し切れず、顕著な特色を失い、又、様々な社会的リスクが社会構造の問題としてではなく、個人の心理学的問題として扱われる様になっている。だが、現代社会では、こうした傾向が見られると同時に、今でも階級(階層)が社会構造の深層部分を規定しているのだ。社会移動率は相対的に低い儘であり、社会的再生産が観察される。現代社会の可視的部分では個人化の趨勢が明白である一方で、その不可視的部分では不変的な社会的再生産メカニズムが持続する。 |