カノウ マサジ
Masaji Kano
加納 正二 所属 経済情報学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2006/04 |
発表テーマ | メインバンクを変更する中小企業の特徴〔口頭発表〕 |
会議名 | 理論・計量経済学セミナー |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 大阪府立大学 |
概要 | 本稿の目的は、中小企業と金融機関のリレーションシップが終了する場合に注目し、中小企業のメインバンク変更について実証分析を行い、メインバンクを変更する中小企業の特徴を明らかにし、わが国のリレーションシップバンキングについて再考することにある。全国47都道府県から中小企業を抽出し、同一中小企業を追跡調査し、1980-1990年、1990-2000年の期間についてメインバンク変更有無について、probit分析を行った結果、成長性が高く、操業年数が短く、企業規模が小さく、メインバンクのパーフォーマンスが低く、取引銀行数が多く、当該地域の銀行間競争が激しいという特徴を持った中小企業がメインバンクを変更する傾向にあることがわかった。昨今、地域密着型金融の機能強化が問われているが、必ずしも長期継続的な関係を良しとするのではなく、地域金融における質的な機能向上のビジネスモデルの必要性が示唆される。 |