タケウチ ヨウコ
Takeuchi Yoko
竹内 陽子 所属 看護学部 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2021/10 |
発表テーマ | オンラインを利用した地域高齢者に対する健康増進活動の効果 |
会議名 | 第7回日本公衆衛生理学療法学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
開催地名 | 完全ウェブ学会 |
発表者・共同発表者 | 共同発表者: 野口雅弘 横田文子 竹内陽子 舞谷邦代 木林 勉 |
概要 | 本研究の目的は、COVID-19感染拡大の影響により、高齢者との対面接触を避けるため、オンライン会議ツールを用いた方法で集団体操を行い、参加者へのアンケート調査からその有効性について検証することである。対象は、石川県白山市の2か所の高齢者サロンに参加する地域在住高齢者36名であった。集団体操は大学からオンラインで中継し、学生によって実施された。実施した体操の内容は国立長寿医療研究センターと金城大学が共同開発したNCGG-HEPOP作成委員会による在宅活動ガイド2020を使用した。測定はベースラインデータとして基本チェックリスト、NMスケール、簡易栄養状態調査を行った。また、活動前後でPOMS2短縮版を用いて気分や心境の変化をアンケートにより測定した。POMS2の活動前後の比較は、Wilcoxonの順位和検定によって検証した。結果、基本チェックリストでは参加者の8.3%が運動機能低下、2.8%が低栄養、19.4%が口腔機能の低下、11.1%が認知機能低下、27.8%にうつ病の可能性が疑われる結果であった。しかしながらNMスケールは家事・身辺整理、関心・意欲・交流、会話、記銘・記憶、見当識の全てのカテゴリーで全参加者が9点以上と高い得点を示した。POMS2では、AH、CB、DD、FI、TA、VA、TMDで活動後に有意に改善を認めた。 |