タケウチ ヨウコ
Takeuchi Yoko
竹内 陽子 所属 看護学部 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2021/12 |
発表テーマ | 病棟看護師への認知症専門的ケア教育プログラム(尊厳・各病態基盤知識・応用力、自己効力感)の開発と検証 |
会議名 | 公益社団法人 日本看護科学学会,第41回 日本看護科学学会学術集会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
開催地名 | 愛知県名古屋市LIVE配信 |
発表者・共同発表者 | 共同発表者: 竹内陽子 加藤真由美 |
概要 | 看護師が認知症ケアを専門的に実践できるようにプログラムを開発した。本研究の目的は、認知症専門的ケア教育プログラムの開発とその効果の検証である。専門的ケアとは、その人らしさの尊重を基盤に、認知症各種病態(アルツハイマー型、レビー小体型と付随するパーキンソン、脳血管性、前頭側頭型)を踏まえた内容である。また認知症ケアに対し自信がない看護師が多いことから、この教育内容は看護師が自己効力感を向上させながら実践するプログラムとした。本プログラムの枠組みは「認知症者へのケアに対する動機づけ」「専門的知識習得」「知識に基づいた成功体験の共有」であり、一貫してBandura(1977)の自己効力感理論を基盤とした。デザインは介入研究で、無作為に3群に分け検証した。介入群はプログラム群、対照群は知識習得のみ群と通常ケア群であった。参加者は認知症病棟看護師、介入期間は3ヶ月であった。データ収集方法は無記名自記式質問紙を用いた。測定はプログラムに伴う自己効力感に一般性自己効力感尺度、知識に伴う自己効力感にVisual Analogue Scale、知識の理解に5件法を用いた。分析方法は基本属性に一元配置分散分析、3群間のプログラム前後の差は二元配置分散分析等を行った。成功体験はテキスト・マイニングで分析した。結果:専門的知識は知識習得のみ群が66.9%に対し、プログラム群は81.6%に向上し、プログラム群は他2群より自己効力感が向上した。成功体験は共起ネットワークに認知症の理解が示されていた。 |