クロダ ショウダイ
黒田 翔大 所属 外国語学部 職種 専任講師 |
|
発表年月日 | 2016/06 |
発表テーマ | 1970年代の電話――星新一『声の網』をめぐって―― |
会議名 | 全国大学国語国文学会 60周年記念大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 青山学院大学 |
概要 | 星新一『声の網』を扱い、電話を中心として描かれた未来社会にどのような意味が有されているのかを考察している。『声の網』に対する評価としてインターネット社会を予見しているといったものがある。しかし、それは現代からの眼差しであり、作中に描かれている電話の同時代性が看過されかねない。その結果として、コンピュータの支配の道具として電話が選ばれているというのは単に時代性を帯びた発想だと捉えられることになろう。そこで、当時の状況を掘り起こしていくことにより、この作品の持つ先見性を改めて評価している。 |