テラダ ミツヒロ
Mitsuhiro Terada
寺田 光宏 所属 教育学部 職種 教授 |
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発表年月日 | 2013/08 |
発表テーマ | ドイツChemie im Kontextプロジェクトに関する研究-その開発過程と特徴- |
会議名 | 日本理科教育学会第62回全国大会発表論文集,第11号,395 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 北海道大学 |
発表者・共同発表者 | 寺田光宏,吉岡亮衛 |
概要 | 本論は科学教育における革新的な教育改革プロジェクトであるドイツChemie im Kontext(以下:CHiK)プロジェクトの開発過程および特徴を明らかにした。CHiK プロジェクト報告書,開発された教科書の分析および本研究の中核であるキール大学付設IPNのCHiKプロジェクトチームおよび現職教員へのインタビュー等による実証的研究を行った。目的は「化学授業の質の改善」であるが,教科教育研究者は理論と実践の溝を埋める。学習者はサイエンスリテラシーの獲得,学習意欲の喚起,共同学習による学習,教員にとっては化学授業の改善が可能な力量をつけ,サイエンスリテラシーの獲得である。基礎理論は,文脈,基礎概念,授業方法の改善である。状況学習・構成主義に基礎理論をおき,学習意欲を重視している。授業計画・学習の4段階として,1)出会い2)好奇心と計画3)習得4)結びつけと深化がある。特に,学習者の好奇心と教育目標である概念獲得との橋渡しをする2段階目が重要である。成果は教員の授業は変化し,教員自身だけでなく生徒も実感している。生徒の化学に対する関心は高まり促進された。「応用とのつながり」によって生徒の関心が長期的に持続した。 |