クロダ ショウダイ
黒田 翔大 所属 外国語学部 職種 専任講師 |
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発表年月日 | 2017/02 |
発表テーマ | 「満洲国」における電話――日向伸夫『第八号転轍器』、牛島春子『福寿草』を手掛かりに―― |
会議名 | 第18回東アジア国際日本語・日本文化フォーラム |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 九州大学 |
概要 | 日向伸夫『第八号転轍器』と牛島春子『福寿草』を主に扱い、「満洲国」内における電話の様相を考察している。「満洲国」における電話に関する従来の研究では、日本との接続といった観点からのものが中心であった。そこでは、距離感の短縮といった問題が言及され、「満洲国」が日本の帝国の一環だという意識の強化などが論じられている。しかし、「満洲国」内に目を向けると、電話の使用が言語の差異を前景化させ得ることが伺える。そのような電話のメディア性が異なる民族間に及ぼす影響に関して論じている。 |