イマイ トオル
Tooru Imai
今井 亨 所属 教育学部 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2024/03/15 |
発表テーマ | 術語を通して観た実用文法の作られ方―「照応」の由来― |
会議名 | 銘傳大學2024年国際学術研究会「日本語教育的課題及動向」 |
主催者 | 銘傳大學應用日語學系 |
学会区分 | 国際学会 |
発表形式 | 口頭(招待・特別) |
単独共同区分 | 単独 |
招待講演 | 招待講演 |
国名 | 台湾 |
開催地名 | 銘傳大學桃園校區綜合教學大樓EE棟 |
開催期間 | 2024/03/15~2024/03/15 |
概要 | 文法術語「照応」は、日本語教育界を中心に、「代名詞や指示語を用いて具体的な何かを指すこと」をいう術語として今日定着している。その一方で、2008年告示の中学校学習指導要領で使用されてから国語教育界では「係り受けのこと」をいう術語として広まりつつある。戦前には、漢文界を始原として、国文界の文章作法・解釈法でも術語化されたが、戦後はほぼ廃れた。「照応」は、隣接する実用界をまたぎつつ各界の用途に応じて別々に定義されて転用されてきたため、多義的で、文法術語としてはきわめて紛らわしいものとなってしまった。 |