クラトミ ケイ   Kuratomi Kei
  蔵冨 恵
   所属   教育学部
   職種   准教授
発表年月日 2022/02
発表テーマ 接近・回避動機づけと認知的制御の相互作用
会議名 日本認知心理学会第19回大会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 単独
開催地名 大阪大学
発表者・共同発表者 蔵冨 恵
概要 フランカー課題において,ブロック内の適合性頻度によって干渉量が減少する。具体的には,適合性頻度が高いときには,それが低いときに干渉量が減少する適合性頻度効果が見られる。このような課題文脈に応じた干渉量の変動は,他の競合課題でも確認されており,頑健な効果である。しかし,被験者の動機づけによって,適合性頻度効果がどのような振る舞いをするのかは明らかではない。そこで本研究では,動機づけが適合性頻度効果に及ぼす影響を検討した。適合性頻度を操作したフランカー課題を用いて,正答に応じて,ブラーの程度を操作した画像をフィードバックとして呈示した。その結果,フィードバックがないときに比べて,ブラー加工した画像によるフィードバックがあるときに,適合性頻度効果が小さくなる傾向が見られた。これは,知覚的な好奇心が,課題文脈に応じた認知制御を阻害する可能性を示唆している。