ヤクシジ タイジ
薬師寺 大二 所属 医療保健学部 医療技術学科 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 1996/10 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | Diffusive Permeability of Asymmetrical Polysulfone Dialysis Membranes Dependent on Pore Size and Pore Size Distribution of Their Skin and Supporting Layers |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Artificial Organs Today |
掲載区分 | 国外 |
出版社・発行元 | 日本人工臓器学会 |
巻・号・頁 | 5(3),pp.185-195 |
著者・共著者 | Kokubo K., Yakushiji T., Sakai K. |
概要 | ポリスルホン製中空糸型血液透析膜は、高い溶質透過性と優れた生体適合性を有することが知られている。また、ポリスルホン膜は緻密層および支持層から成る非対称構造を有しており、膜の細孔径は膜の透水性と密接な関わりを持っている。膜構造が溶質の透過性に与える影響を検討するために、透水性の異なる膜を用いて、分子量の異なる溶質の膜内拡散係数を求め、膜の純水濾過係数との関係を調べた。その結果、透水性が低い膜では分子量が大きくなるにつれて、水中での分配係数に対する溶質の膜内拡散係数の比は減少したが、透水性が高い膜では、低分子から高分子量にかけて、いずれも高い値を示した。すなわち、ポリスルホン膜の膜内拡散係数は、膜の細孔径および緻密層および支持層内の分配が大きく影響することを明らかにした。 |