シミズ ヨシヒサ
清水 慶久 所属 医療保健学部 医療技術学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/10 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 国際プロジェクトによる臨床検査値の地域差分析と共有基準範囲の設定 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Medical Technology |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 40(10),1129-1137頁 |
総ページ数 | 9 |
担当範囲 | データ解析および総括。 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 清水慶久,市原清志 |
概要 | 今回の、第3次プロジェクトでは、日本国内では明瞭な地域差を認める項目はなかったが、アジア全体では24項目で有意な地域差を認めた。地域差は、重回帰分析により年齢、性、肥満度、活動度、飲酒・喫煙、血液型等の因子で調整しても認めたため、その要因として①環境要因(気象・衛生条件の差異)、②遺伝的要因(合成分泌調節の差違、分子多様性等)などが考えられる。CRP, SAA, IgG, C3等の地域差は、南方ほど測定値が高いことから①の関与が、HDL-C, 葉酸、アディポネクチン、PTH、CA15-3などの地域差は、何からの遺伝的要因を想定された。
現在進行中の、第4次プロジェクトは、実施戦略として、①共通の基準で国別に健常者を募って採血・測定、②標準化対応検査は、認証標準品で値を普遍化、③未対応検査に対しパネル血清の比較測定により試薬間差に対応、④先行研究分も含め各国のデータを統合、⑤基準値と変動要因の関係を自在に参照・図示できる情報環境をWeb上に構築することを目標としている。 |
ISSN | 03891887 |