マツムラ タカヒロ
Matsumura Takahiro
松村 隆弘 所属 医療保健学部 医療技術学科 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/07/25 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 中部圏支部臨床一般部門が実施した寄生虫検査アンケート報告 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 医学検査 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 一般財団法人日本臨床衛生検査技師会 |
巻・号・頁 | 73(3),530-538頁 |
総ページ数 | 9 |
担当範囲 | 著者, データまとめ |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 松村 隆弘, 平田 基裕, 金森 隆樹, 林 晃司, 川井 孝太, 長嶌 和子, 井上 佳, 星 雅人 |
原著者 | 松村隆弘 |
概要 | 日本では 1994 年まで,寄生虫病予防法に基づいて徹底した検査,治療,予防が行われ,特に蠕虫類感染症が劇的に減少した。同時に,寄生虫検査の需要が低下し,臨床検査技師の寄生虫検査に関する知識や技術が低下した。この結果,寄生虫検査を外部委託する施設の増加や経験不足による検査への不安を抱く臨床検査技師の数も増えている。この課題を明らかにするため,2020 年,(社)日本臨床衛生検査技師会中部圏支部臨床一般部門で,中部圏 6 県の施設に対して寄生虫検査に関するアンケート調査を実施した。回答は 163 施設から寄せられ,そのうち寄生虫検査を実施している施設は 125 施設であった。検査センターへの委託理由では,検査依頼がほとんどない,試薬がない,内部精度管理ができないという理由が多く挙げられていた。特に糞便検査においては,正確な検査手順を実施できない可能性が見受けられた。また,臨床検査分野では精度管理や標準化が強く求められており,寄生虫検査においても適切な体制整備が必要である。さらに,寄生虫検査の研修に対する需要が高いことが明らかとなり,実技を含む研修会を定期的に開催し,技術向上をサポートする仕組みを構築することが非常に重要である。 |