タカハシ ジュンコ
髙橋 純子 所属 医療保健学部 医療技術学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/04 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 災害時在宅人工呼吸器装着患者の治療情報・療養情報に関する基礎的研究 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 北陸大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (49),1-19頁 |
総ページ数 | 19 |
担当範囲 | 全頁 |
概要 | 本研究の目的は、災害時において避難先でも円滑な治療や療養に結びつけられるように、在宅で人工呼吸器を装着する患者の治療条件や療養に必要な関連情報について、精査・抽出することである。方法は、全国の保健所および都道府県・指定都市難病支援センター、難病医療拠点病院や難病診療分野別拠点病院、全国訪問看護ステーション協議会、全国の訪問看護ステーションから934ヶ所を無作為抽出し、施設で使用している「災害対応マニュアル」や「防災のしおり」、「緊急医療手帳」、「災害時医療手帳」などの回収協力を求めた。その後、これらの手帳に記されている治療や療養に関する情報項目数とその割合を確認した。 結果、126種類のしおりや手帳を回収した。情報項目数は総計206個(100%)であった。①基本情報、②保険分類、③ADL、④避難場所、⑤連絡先、⑥薬の情報、⑦バイタルサイン、⑧栄養、⑨気道確保・管理、⑩在宅酸素療法、⑪人工呼吸器の11個の項目に分類し、その中でも優先度の高い情報を抽出することができた。 これらの情報は、全国場所を問わず治療や療養に必要最低限の情報としてある程度の標準化を図れるのではないかと考える。 |