マツムラ タカヒロ
Matsumura Takahiro
松村 隆弘 所属 医療保健学部 医療技術学科 職種 助教 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/12 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 尿沈渣分析装置アイキュー200スプリントの運用を考える
一有用な臨床情報としての運用を確立するために一 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 医療と検査機器・試薬 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 34(6),781-787頁 |
総ページ数 | 7 |
概要 | 尿沈渣検査法指針提案における尿中有形成分情報の考え方を整理し、尿沈渣分析装置アイキュー200スプリントを用いた実際の運用方法について検討した。尿検査の依頼のあったものから無作為に選んだ910件を対象とした。尿中赤血球、尿中白血球、扁平上皮細胞の3項目について尿沈渣検査を実施した281例の一致率を検討した。尿中赤血球での±1ランク一致率は91.1%、尿中白血球同92.2%、扁平上皮細胞同85.1%でほぼ良好であると判断した。ガイドラインでは尿潜血(1+)で尿中赤血球数5個/HPLで血尿とするとしており、UFに比較してIQ200がやや赤血球数が低く測定される傾向が示された。ヘモグロビン尿やミオグロビン尿での尿潜血反応と尿中赤血球数の乖離例も認識できると考えた。IQ200を用いることで効率的かつ臨床的有用な尿検査に貢献できることが示唆された。 |