マツムラ タカヒロ   Matsumura Takahiro
  松村 隆弘
   所属   医療保健学部 医療技術学科
   職種   助教
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2010/03
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 尿中赤血球数の正常上限値についての検討―血尿診断ガイドラインにおける血尿基準の検証―
執筆形態 共著
掲載誌名 日赤検査
掲載区分国内
出版社・発行元 日本赤十字社臨床検査技師会
巻・号・頁 43(2),42-46頁
総ページ数 5
担当範囲 ルーチン検査でのデータ収集
著者・共著者 油野 友二、松村 隆弘、山口 俊男、塚 千栄美
原著者 油野 友二
概要 FCM法を用いて尿の異常所見のない外来患者10321例の随時尿における尿中赤血球数を検討し、血尿診断ガイドラインにおける赤血球数20個/μL以上を血尿とした妥当性について検証した。その結果、尿中赤血球数平均±SDおよびノンパラメトリック法による上限値(UL)は、19歳以下の男性(n=378)でそれぞれ2.82±4.31個/μL、14.9個/μL、女性(n=346)では4.29±4.47個/μL、16.9個/μL、20歳以上の男性(n=5236)で2.61±3.79個/μL、11.4個/μL、女性(n=4361)で5.11±7.36個/μL、21.4個/μLであった。各年齢層別に検討すると、20歳以上の女性における尿中赤血球数の上限値が最も高値で、21.4個/μLであったことから、血尿診断ガイドラインが血尿の基準と定めている20個/μLの妥当性が証明された。