シミズ ヨシヒサ
清水 慶久 所属 医療保健学部 医療技術学科 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2017/04 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | A global multicenter study on reference values: 1. Assessment of methods for derivation and comparison of reference intervals |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | CLINICA CHIMICA ACTA |
掲載区分 | 国外 |
出版社・発行元 | ELSEVIER SCIENCE BV |
巻・号・頁 | 467,pp.70-82 |
総ページ数 | 13 |
担当範囲 | パネルセル作成ならびにデータ解析 |
国際共著 | 国際共著 |
著者・共著者 | Kiyoshi Ichihara,Yesim Ozarda,Julian H. Barth,George Klee,Ling Qiu,Rajiv Erasmus,Anwar Borai,Svetlana Evgina,Tester Ashavaid,Dilshad Khan,Laura Schreier,Reynan Rolle,Yoshihisa Shimizu,Shogo Kimura,Reo Kawano,David Armbruster,Kazuo Mori,Binod K. Yadav |
概要 | 本研究は、国際臨床化学連合(International Federation of Clinical Chemistry and Laboratory Medicine, IFCC)科学部門に設置された「基準範囲・判断値委員会」と「トレーサビリティ委員会」の連携を得て、基準範囲の設定ならびに、ユニバーサルな形で利用するための標準化を目的に実施した。本研究では、潜在異常値除外法 (Latent Abnormal Values Exclusion, LAVE method) を用い、 12カ国、13,386人の健常者を対象とした。本調査では、健常者の2次除外基準の明確化、標準化対応検査ではその正確度を確認し、基準値(Reference Intervals, RIs)の共用化を図り、検査値に国間差があるかどうかを確認、さらに共有化が可能かどうかを検討した。
その結果、正確に値付けしたパネル血清を全参加国のラボに配布し、その共通測定により基準値を校正し、その標準化が可能であり、また、標準化未対応検査も回帰直線で施設間差をハーモナイズし、任意の参加国の基準値に他の国の値を揃えることで国間比較が可能であった。また、日本ではBMI値が上がるとHDLは急激に下がる傾向があること、逆に、ALTでは急激に上がる傾向がみられるなどの肥満の影響を受けやすいのに対し、米国ではBMIが増加しても、HDLやALTはそれほど変わらずあまり影響を受けないなどの興味深い調査結果が得られた。 |
DOI | 10.1016/j.cca.2016.09.016 |
ISSN | 00098981 |
PMID | 27666761 |
PermalinkURL | https://www.scopus.com/inward/record.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=85046236501&origin=inward |