シミズ ヨシヒサ
  清水 慶久
   所属   医療保健学部 医療技術学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022/03/31
形態種別 紀要
査読 査読あり
標題 アロマフレングランスの時系列変化が自律神経に与える影響 -若年層男女における反応性の比較-
執筆形態 共著
掲載誌名 北陸大学紀要
掲載区分国内
巻・号・頁 (52),229-240頁
総ページ数 12
担当範囲 研究企画・データ計測ならびに解析全般
担当区分 筆頭著者,責任著者
著者・共著者 清水 慶久・右田 平八・砂子澤 裕
原著者 清水慶久
概要 今回、アロマの提示条件ならびに被験者の心理的な条件を統一し、複数のアロマに対する副交感神経・交感神経系に及ぼす影響を調査した。大きな変化が見られたものとして、コーヒーでは、副交感神経(HF)で明瞭な男女差を認めた(P=0.009)。また、交感神経(LF/HF)でも有意差は認められなかったが(P=0.180)、男女で対照的な反応性がみられた。
ペパーミントの交感神経に対する反応では、統計学的には有意ではなかったが、女性に比べ男性の方に影響がみられた。また、ヒノキでも同様に、男性では交感神経(LF/HF)が上昇する傾向、逆に女性では低下する傾向を認めた。
しかし、検討した例数が少なく、統計学的には十分とは言えない結果となった。
 今後は、よりシンプルな方法論を模索し、例数を増やして検討を行う必要がある。なお、今回、脳前額部の局所脳酸素飽和度(rSO₂)の測定を予備研究として行ったが、どのアロマでも、噴射後の明瞭な変化を検出することはできなかった。