シミズ ヨシヒサ
清水 慶久 所属 医療保健学部 医療技術学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/04/01 |
形態種別 | 教科書 |
査読 | 査読あり |
標題 | 最新臨床工学講座 『血液浄化療法装置』 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 最新臨床工学講座 『血液浄化療法装置』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 医歯薬出版株式会社 |
巻・号・頁 | 29-46頁 |
総ページ数 | 18 |
担当範囲 | 第3章 腎機能検査 |
担当区分 | 筆頭著者 |
概要 | 腎臓には老廃物を体外に排出する以外にも、恒常性維持に関わる各種ホルモンを産生する役割があり、代表的なものに腎臓の間質で作られるエリスロポエチン(EPO)がある。このエリスロポエチンは、赤血球の前駆細胞に働きかけることにより赤血球の産生を亢進させる。しかし、慢性腎臓病(CKD)が進行するとエリスロポエチンの産生が不十分となり貧血(腎性貧血)を引き起こす。また腎臓は、カルシウムとリンの吸収に関与するビタミンDの活性化やレニンという血圧調節ホルモンが分泌されている。
このように腎臓は、血液をろ過し老廃物や余分な水分、および電解質を排泄することにより、体内の毒素を除去し体液のバランスを調整することである。さらに腎臓は、血圧を調節・赤血球の産生・ビタミンDを活性化するなどの重要な役割を担っている。 |