ショウサク タカコ
少作 隆子 所属 医療保健学部 理学療法学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004 |
形態種別 | 総説 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 【記憶・学習の分子基盤に迫る】 マリファナ類似物質の逆行性伝達物質としての役割 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Molecular Medicine |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 41(9),1087-1094頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 少作隆子,狩野方伸 |
概要 | 本総説は、脳内マリファナ類似物質(内因性カンナビノイド)が、シナプス後ニューロンからシナプス前ニューロンへの逆行性シグナルとして働いていることを示した最近の研究をまとめたものである。マリファナの様々な精神神経作用は、その有効成分THCが脳内のカンナビノイド受容体に結合することにより引き起こされる。脳内にはその受容体の内因性リガンド(内因性カンナビノイド)が存在することは知られていたが、その生理的役割は長い間不明であった。2001年に、内因性カンナビノイドが逆行性伝達物質として働くことが明らかとなった。本総説では、これらの研究の歴史を含めて、現在の知見をまとめている。 |