北翔大学・北翔大学短期大学部 教員情報 | |
タケダ タダシ
Tadashi Takeda
竹田 唯史 所属 生涯スポーツ学部 健康福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/09 |
形態種別 | 研究発表 |
標題 | 小型デジタルビデオカメラを利用したアルペンスキー競技回転種目における頭部操作の分析手法の検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本体育学会第61回大会、中京大学 |
著者・共著者 | 共同研究者:近藤雄一郎,竹田唯史,川口城二. |
概要 | 本研究は、小型デジタルビデオカメラ(アクションカム、oregon scientific社)を利用し、アルペンスキー競技回転種目における熟練者と非熟練者の頭部操作に着目し、その相違点及び分析手法を検討することを目的とした。研究方法は、アルペンスキー競技熟練者・非熟練者各1名が、A級セッター資格保有者のセッティングによるコースを滑走した。分析は、ヘルメット上部に装着したアクションカムの映像と、滑走の様子を記録した映像について行った。研究の結果、アクションカムの映像から、被験者間でカメラに映し出されるゲート数、ゲートに対する頭部の位置、頭部が次のゲートに向くタイミング、頭部の安定感について違いが見られた。被験者間の相違点の原因として、ゲートアタック時の頭部の位置、切り換え及び荷重のタイミング、上体の安定性と下肢操作の違いが考えられる。そして、非熟練者はターン後半に上体の回旋に連動して頭部も大きく回旋しており、視野を広くして滑走するためにも、上体だけでなく頭部もフォールライン方向に保ち滑走することが重要であると考えられる。このような手法によりスキーヤーの頭部操作について検討できることが示唆された。 |