タケダ タダシ   Tadashi Takeda
  竹田 唯史
   所属   生涯スポーツ学部 健康福祉学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2011/09
形態種別 研究発表
標題 高齢者の「ゲレンデスキー」における運動強度の測定
執筆形態 共著
掲載誌名 日本体育学会第62回大会 鹿屋体育大学
著者・共著者 共同研究者:竹田唯史,川初清典.
概要 一般のスキー場で自由に楽しみながら滑走する「ゲレンデスキー」は、積雪寒冷地における冬期のレジャー、健康運動であり生涯スポーツ的意義が期待される。近年では「昔の杵柄」を実践する高齢者の参加が多く認められる。本研究の目的は、これらの高齢者を対象にゲレンデスキー実施中の心拍数を測定し、生涯スポーツ研究に貢献する立場からその運動強度を検討し、高齢者に効果的なスキー手法の指導プログラム開発の基礎的資料を得ることを目的とした。方法は、日常的にゲレンデスキーを実践している高齢男性4名(64、74、80、86歳)を対象とし、Polar社S810iの心拍計を用いて2日間のスキー滑走時の心拍数を5秒間隔でサンプリング・記録した。その結果、86歳の事例では安静時心拍数は70拍/分、リフト乗車時平均心拍数は、81.5±6.0拍/分、滑走時平均心拍数は、108.0±7.6拍/分、滑走時最高心拍数は128拍/分であり適度な運動負荷による実践と考えられた。他の被験者にも同様な傾向が認められた。リフト乗車時と滑走時は、夫々3分~5分程度の運動期・休息期となる「年齢相応のインターバルトレーニング」になっており、有酸素運動としても効果的であることが明らかになった。