北翔大学・北翔大学短期大学部 教員情報 | |
イシヅカ マサユキ
Masayuki Ishizuka
石塚 誠之 所属 教育文化学部 教育学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/11 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 読字障害が疑われる児童に対する早期読み指導に関しての予備的研究 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 北翔大学北方圏学術情報センター年報 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 北翔大学北方圏学術情報センター |
巻・号・頁 | 10,9-23頁 |
総ページ数 | 15 |
担当範囲 | 筆頭著者である。主たる執筆ならびに分析の一部を担当 |
著者・共著者 | 石塚 誠之 , 増子 智也 , 佐賀美 彩香 , 金曽 美来 , 大窪 莉叶 , 小林 楓花 , 濵野 真悟 |
概要 | 本研究では,読字障害が疑われる児に対して,RTI モデルの第2層を想定した支援を行うことで,読字の困難に対する質的な評価と支援の方法を検討した。対象児は,ひらがなの逐次読みが目立ち,特殊音節の読みが困難であった。読字困難の評価・指導では,二重経路カスケード・モデルにおける音声読みと全語読みの各経路を想定した方法を採用した。具体的には,音韻意識の形成 と,視覚性語彙の形成を順次行った。音韻意識の形成に関して,文字の音韻とすごろくのマス 目を視覚的に対応させるトレーニングを行ったところ,課題の反応潜時の短縮に伴って音韻操作課題(原,2003)の成績が向上した。視覚性語彙形成の形成に関して,後藤ら(2001)の単 語検索課題を行ったところ,課題遂行時間の短縮に伴って指導文の音読時間が短縮した。ま た,音韻意識形成,及び視覚性語彙形成の各指導の前後に行った音読課題の結果の推移とし て,全文の通読時間がプレテスト・プローブテスト間では64.61s,プローブテスト・ポストテ スト間では16.15s の短縮がされていた。 |