北翔大学・北翔大学短期大学部 教員情報 | |
イマノ ヨウコ
Yoko Imano
今野 洋子 所属 教育文化学部 教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010 |
形態種別 | 研究紀要 |
標題 | 科目担当者の経験に着目した「健康相談活動の理論及び方法」開講状況の分析 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 人間福祉研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 北翔大学 |
巻・号・頁 | 13,13-28頁 |
著者・共著者 | 今野 洋子 |
概要 | 本研究は、新設から10年が経過した科目「健康相談活動の理論及び方法(必修)」の開講状況を把握し実態を明らかにすることを目的とした。養成機関を対象に質問紙調査およびシラバスの送付を依頼し、得られた資料のうち、52大学(53.1%)を対象に科目担当者の養護教諭経験の有無から分析した結果、以下の諸点をとらえることができた。1.開講科目名称・科目内容ともに多様であり、〈【健康相談活動】科目名称・内容一致型〉は23大学(44.2%)であり、大学特性によって違いが見られた。現在においても、「健康相談活動」の意義や科目設置の趣旨がいまだに理解されていないこと等が推測された。2.科目担当者の養護教諭経験の有無に関わりなく、「健康相談活動の理論及び方法(必修)」は3年次開講が23大学中15大学を占め、養護教諭養成における応用科目としての位置付けがうかがえた。授業形態も、演習や実習を組み合わせた「混合」での開講が23大学中10大学に見られ、基礎を学んだ上での応用科目としての位置づけにあると考えられた。しかし、健康相談活動で大切な連携に関することが扱われていないことや、どのような能力をつけたいかという評価の観点について不十分であることを指摘できた。3.養護教諭経験有群では、「モデルシラバス」一致型が16大学中12大学に見られ、基本を押さえながら養護教諭になったときも活用できるような教科書の指定が16大学中9大学に見られた。また、実践的状況を意識したねらい達成の観点が表現されていた。これらのことや科目の特性から、養護教諭の経験のある者が適任であることが示された。 |
ISSN | 1344-0039 |
NAID | 110007531494 |