北翔大学・北翔大学短期大学部 教員情報 | |
オキタ コウイチ
Koichi Okita
沖田 孝一 所属 生涯スポーツ学部 スポーツ教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011 |
形態種別 | 総説 |
標題 | 炎症と運動療法-運動療法の抗炎症効果 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 理学療法ジャーナル |
出版社・発行元 | 医学書院 |
巻・号・頁 | vol.45(6),503-511頁 |
概要 | 運動療法効果の背景には、抗酸化酵素の増加を含む運動による様々な細胞シグナル伝達系の活性化、遺伝子発現、ミオカイン生成、特に動脈硬化・心血管疾患に関しては、原因となる高血圧、糖尿病、脂質異常症の改善の他、粥状病巣の進展過程に深く関与する炎症および酸化ストレスに関連した分子レベルの変化が明らかにされている。また最近では、運動が中枢神経系に与える著明な効果が注目されている。近年、遷延する低度の炎症が、動脈硬化のみならず種々の慢性病態に深く関わっていることが明らかになってきた。本稿では、炎症と疾患の関連について概説し、抗炎症療法としての運動の可能性について考察した。 |