ナガタニ ミノル   Minoru Nagatani
  永谷 稔
   所属   生涯スポーツ学部 スポーツ教育学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2024/05
形態種別 著書
標題 生涯スポーツ実践論改訂5版
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 市村出版
著者・共著者 監修:川西正志,野川春夫,編著:北村尚浩,伊藤央二,長ヶ原誠,工藤康宏,大勝志津穂,他執筆:青島健太,秋吉遼子,岡安功,上梓,川西司,菊池秀夫,工藤保子,國本明德,久保和之,久保田晃生,小坂井留美,兒玉友,坂口俊哉,上代圭子,冨山浩三,中澤公孝,永谷稔,仲野隆士,中本浩揮,中山健,二宮浩彰,萩裕美子,樋口毅,彦次佳,平野貴也,藤田紀昭,舟木泰世,舩越達也,増山尚美,松岡宏高,松永敬子,松本耕二,松本眞一,松本弘志,山口志郎,山口泰雄,山田奈美江,來田享子,涌井佐和子,渡辺泰弘
概要 21世紀に入り、社会経済状況は著しく変化し、記憶にも新しい2020東京オリンピック・パラリンピック大会を終え、さまざまな日本のスポーツ振興に課題を残す結果になりました。近い将来に、さらに深刻化する日本の少子高齢化に伴い、地域や国内のスポーツ状況も大きな変革の時期に差し掛かってきています。子どもの体力向上、部活動問題、多様性への対応、スポーツのビジネス化、高齢者の運動による健康づくりなどの必要性と具体的な課題検証の必要性が上げられます。
日本のスポーツ振興にとっても、この20数年の間にさまざまなスポーツ政策が出現してきました。50年ぶりに改訂された「スポーツ基本法」を皮切りに、第1期から第3期までのスポーツ基本計画、部活動ガイドラインなどのスポーツ政策ラッシュといったあわただしい時を感じています。
今回、私どもは、こうした、新たな局面を迎えた日本社会とスポーツ政策に対応すべき国民各層への生涯スポーツの振興の提案が必要と考え、今後5年先を見据えた新しい生涯スポーツ振興への課題解決のために本書の改訂を試みることになりました。
これまでの初版から改訂4版までの内容を見直し、よりアップデートなデータを提供しつつ、国内で教科書として数多くの機関で本書が使用されている体育・スポーツの大学専門学部生、専門学校、地域の行政、地域スポーツ指導者など幅広い人々とともに考える視点に立ちながら、コンパクトでインパクトある内容構成の対応をしたいと考えました。そのため未来を担う若手の有能な研究者を新たに編著者として全体の編集もお願いすることにしました。
日本のスポーツ界の変革に対応すべき「生涯スポーツの理論と実践」に関する科学的根拠と実践的な取り組みを示した内容に仕上がったと思っています。今回の改訂では、使用されている方々からの意見を参考に、全体をよりコンパクトに構成してあります。執筆者の皆さんからはもう少し詳しく書きたいなど、意に添わない部分もあったかと思いますが、全体のバランスを考慮しながら期待どおりの原稿を執筆していただいたかと思っています。