シムラ フミオ
Fumio Shimura
志村 二三夫 所属 十文字学園女子大学 十文字学園女子大学 十文字学園女子大学大学院 研究科 食物栄養学専攻 職種 学長 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/12 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | ヒトにおけるD-タガトースの一過性下痢に対する最大無作用量, 有効エネルギー量ならびに生体における利用性 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本栄養・食糧学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 64,403-413頁 |
著者・共著者 | 山崎優子, 中村禎子, 志村二三夫, 奥恒行 |
概要 | 筆頭著者 山崎優子(十文字学園女子大学)が長崎県立大学シーボルト校大学院人間健康科学研究科に提出した博士論文の一部を構成する論文。健常成人女性を被験者に,D-タガトース(TAG)の一過性下痢に対する最大無作用量(O.25g/kg体重)を確認し,TAG5gおよび10g摂取の場合,TAG血中濃度は検出限界以下で,摂取後6時間までの尿中排泄量は摂取量の2%以下であった。血糖値および血清インスリン濃度はTAG摂取により変化せず,呼気水素ガス排出はTAG5g摂取では観察されず,10g摂取で明らかに増加した。ヒト糞便培養実験では,大腸へ到達したTAGが腸内細菌によりわずかに短鎖脂肪酸へ代謝されることが示唆された。以上に基づき,TAGの有効エネルギー量を推算し,そのエネルギー換算係数は2:kcal/gに分類された。
(本人担当部分:研究全般の実施・論文作成を補佐した) |