マツモト アキヒロ
Akihiro Matsumoto
松本 晃裕 所属 十文字学園女子大学 人間生活学部 食物栄養学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1994 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | (英文原著論文) Increased nitric oxide production during exercise.(運動中に一酸化窒素の産生は増加する) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Lancet, |
巻・号・頁 | 343,849-850頁 |
著者・共著者 | Akihiro Matsumoto, Yasunobu Hirata, Shin-ichi Momomura, Hideo Fujita, Atsushi Yao, Masataka Sata, Takashi Serizawa. |
概要 | 一酸化窒素(NO)は血管の内皮細胞から産生され血管拡張作用を有するが、気道拡張作用もある。1991年に初めて動物の呼気ガス中にNOが微量であるが含まれることが分かったが、呼気中NO濃度は10 parts per billion(10-8)程度とごく低濃度であるため、ヒトでの正確な測定は極めて困難であった。我々は世界に先駆けてヒトでの呼気ガス中のNO測定に成功し、かつ運動中という短時間にその濃度が変化する状況においても正確に測定することに成功した。ヒトが短時間の運動を行なうと、呼気中NO排出量は約3倍に増加し、運動が終了すると速やかに元の安静時の値に戻った。短時間の運動中に呼気中NOが増加するということは、肺内の血管内皮と気道上皮細胞におけるNO産生が運動により急激に増加することを意味する。 |