マツモト アキヒロ
Akihiro Matsumoto
松本 晃裕 所属 十文字学園女子大学 人間生活学部 食物栄養学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1995 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | (英文原著論文) Increased nitric oxide in the exhaled air of patients with decompensated liver cirrhosis.(非代償期の肝硬変患者では呼気ガス中の一酸化窒素は増加する) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Annals of Internal Medicine, |
巻・号・頁 | 123,110-113頁 |
著者・共著者 | Akihiro Matsumoto, Keiji Ogura, Yasunobu Hirata, Masao Kakoki, Fumiyoshi Watanabe, Katsu Takenaka, Yasushi Shiratori, Shin-ichi Momomura, Masao Omata. |
概要 | 当時、新しく発見された血管拡張物質である一酸化窒素(NO)に注目し、重症患者も含む肝硬変患者と正常者において呼気ガス中NO濃度や排出量を測定し、異常の有無を検討した。重症肝硬変患者では呼気中のNO排出量は約2倍と高値をとり、肺内でのNO産生が亢進していることが分かった。重症の肝硬変患者に見られた肺内でのNO産生の増加は、全身での血管内皮細胞でのNO産生の亢進を示唆する。さらに重症の肝硬変患者で見られる血圧低下による代償的な心拍出量の増加と、この呼気ガス中NOの増加は密接な関連があることがわかった。従って、重症の肝硬変患者で見られるhyperdynamicな循環状態の主な原因はNOの過剰産生であることが、世界で初めて本研究により解明された。 |