ヤマモト シゲル
Shigeru Yamamoto
山本 茂 所属 十文字学園女子大学大学院 研究科 食物栄養学専攻 十文字学園女子大学 人間生活学部 食物栄養学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1995 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | Arginine-supplemented diets inhibit endotoxin-induced bacterial translocation in mice. (アルギニンの投与のエンドトキシン誘導性細菌の転移を阻害効果) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Nutrition, |
巻・号・頁 | 11,371-374頁 |
著者・共著者 | 著者:Adjei, A. A., Yamauchi, K., Nakasone, Y., Konishi, M. and Yamamoto, S. |
概要 | 少量のアルギニン(ARG)を食事に添加することにより、エンドトキシン誘導性細菌の転移を阻害することを証明した実験である。マウスを以下の3群に分類し、①20%カゼイン食(対照群)②20%カゼイン食+2%ARG③20%カゼイン食+4%ARG その後、リポ多糖類注射をした。その結果、マウスの死亡率は、対照群で40%, ARG2%添加群で10%, ARG4%添加群で20%だった。また、生存マウスのうち、細菌の転移は対照群で100%であったのに対し、ARG添加群では腸管膜のリンパ節(MLN)、脾臓において5割以下に抑制されていた。コロニー数や細菌数は2%ARG添加群で有意に減少していた。MLNと脾臓の相対重量は2%ARG群でのみ対照群に対して有意に重たかった。これらの結果から、細菌は、腸管から他の臓器へ転移し、損傷後の致命的な感染源となるが、少量のアルギニンを添加することにより、これらが改善することが明らかとなった。研究計画、実施、データ処理、論文作成を指導した。 |