ヤマモト シゲル
Shigeru Yamamoto
山本 茂 所属 十文字学園女子大学大学院 研究科 食物栄養学専攻 十文字学園女子大学 人間生活学部 食物栄養学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1995 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | Antihypercholesterolemic effect of undigested fraction of soybean protein in young female volunteers.(難消化性大豆蛋白質が血清コレステロール値の比較的高い女子大生における改善効果) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | J. Nutr. Sci. Vitaminol. |
巻・号・頁 | 41,187-195頁 |
著者・共著者 | 著者:Wang, M. F., Yamamoto, S., Chung, H. M., Chung, S. Y., Miyatani, S., Mori, M., Okita, T. and Sugano, M. |
概要 | 難消化性大豆蛋白質のコレステロール低下効果を検討するため、血清コレステロール値の比較的高い女子大生に介入試験を行った。実験1では、総エネルギーのうち8%をカゼイン、大豆蛋白質分解物(SPI)あるいは難消化性高分子大豆タンパク質(HMF)に置き換え、14日間規定食を与えた。その結果、HMF群では、他の群に比べ、LDL-Cの著しい低下が観察された。さらに、実験2では、月経期に5%カゼイン食あるいはHMF食を与えた。期間終了後、HML群では血清中のLDL-Cは低下し、HDL-Cの上昇が見られた。また、HML群の便中酸性ステロイド排泄量は、カゼイン食群よりも有意に増加していた。これらのことから、難消化性の大豆蛋白がコレステロールや胆汁を吸着し、便中へのステロイド排泄を促すことにより、血清コレステロールを低下させる作用があることを確認した。研究計画、実施、データ処理、論文作成を指導した。 |