コバヤシ ミノル   Minoru Kobayashi
  小林 実
   所属   十文字学園女子大学  教育人文学部 文芸文化学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1999/07
形態種別 研究論文
標題 二葉亭四迷『浮雲』の創作におけるゴンチャロフ『断崖』からの模倣とドブロリューボフ『オブローモフ主義とは何か』の解釈に関する検証の報告
執筆形態 単著
掲載誌名 『立教大学日本文学』
掲載区分国内
巻・号・頁 (第八十四号),28-41頁
概要 『浮雲』が、ゴンチャロフの長編小説『断崖』を手本として書かれているということは、すでに定説となっているが、その際の二葉亭による『断崖』の読解には、1860年代インテリゲンチヤの代表であるドブロリューボフの評論『オブローモフ主義とは何か』の影響がみとめられる。ただし、ドブロリューボフのゴンチャロフ理解と二葉亭のその理解とは、ズレがあり、それと同様の差異が、『浮雲』と『断崖』の差異にも反映されていることがみとめられる。