ヤマモト シゲル
Shigeru Yamamoto
山本 茂 所属 十文字学園女子大学大学院 研究科 食物栄養学専攻 十文字学園女子大学 人間生活学部 食物栄養学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1996 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | Effects of dietary phosphotidylcholine on memory in memory deficient mice with low brain acetylcholine concentrate(脳アセチルコリン含量の低い記憶障害マウスにおける食事性ホスファチジルコリンの効果) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Life Sci. |
巻・号・頁 | 58,PL111-118頁 |
著者・共著者 | 著者:Moriyama, T., Uezu, K., Matsumoto, Y., Chung, S. Y., Uezu, E., Miyagi, S., Uza, M., Masuda, Y., Kokubu, T., Tanaka, T. and Yamamoto, S. |
概要 | 脳アセチルコリン含量の低い記憶障害マウスにおける食事性ホスファチジルコリン(PCh)の効果を検討した。記憶障害マウス、正常マウスを用い、それぞれで対照群(24%カゼイン食)と2種濃度(2%, 8%)の卵黄PChの添加食群を設定し、妊娠期と離乳期に記憶力測定実験を行った。これは減圧式受動回避行動読取装置により記憶力の習得と保持能を測定した。その結果、記憶障害マウスでは、PCh添加食により記憶力を習得し保持能が向上したが、正常マウスでは好影響を及ぼさなかった。また、2%PCh添加群のほうが8%PCh添加群よりも良好な結果となり、特に妊娠期からPChの添加をすることが記憶力の獲得に寄与すると示唆された。これらのことから、食事へのPChの少量添加は、記憶障害マウスの記憶力回復に好影響を及ぼすことがわかった。研究計画、実施、データ処理、論文作成を指導した。 |