ヤマモト シゲル
Shigeru Yamamoto
山本 茂 所属 十文字学園女子大学大学院 研究科 食物栄養学専攻 十文字学園女子大学 人間生活学部 食物栄養学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2000 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | Vitamin E suppress the development of murine AIDS through the inhibition of nuclear factor-kappa B expression.(ビタミンEはNF-κB発現の抑制によりマウスエイズを抑制する) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Nutr. Res. |
巻・号・頁 | 20(8),1163-1171頁 |
著者・共著者 | 著者:Hamada M, Yamamoto S, Kishino Y, Moriguchi S |
概要 | C57BLマウスをA:対照食群、B:感染後高VE食群、C:高VE食群に分け、A及びB群は対照食、C群は高VE食にて3週間飼育後、LP-MB5レトロウイルスを腹腔内投与することによりエイズを発症させた。その後、B群を対照食から高VE食に切り替えた。感染後10週目に屠殺した。対照食群では顕著な脾臓の腫大を認めたが、高VE食群では脾臓の腫大が抑制された。LP-MB5レトロウイルス感染により脾細胞のマイトジェンに対する幼若化能の低下を認めたが、それが高VE食投与により改善されることを認めた。PBL中のT細胞サブセットについてはヘルパーT細胞の増加とサプレッサーT細胞の減少を対照食群において認めたが、高VE食群ではこれらの変化は軽度であった。さらに対照食群では脾リンパ球においてNF-κBの強い発現を認めたが、高VE食群ではその発現が抑制された。以上のことから、高VE食投与によりマウスエイズの進展が抑制され、それがVEによるNF-κB発現の抑制と関連することが示唆された。研究計画、実施、データ処理、論文作成を指導した。 |