ニノミヤ ノリコ
Noriko Ninomiya
二宮 紀子 所属 十文字学園女子大学 人間生活学部 人間福祉学科 職種 特別任用教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/12 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 言葉の配分法から見た日本の子どもの歌のリズム的側面―幼小連携の歌唱教育の手がかりとして― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 音楽教育実践ジャーナル |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本音楽教育学会 |
巻・号・頁 | 16(29),14-23頁 |
総ページ数 | 10 |
概要 | 「こどもの歌の変貌、その是非」という特集に対する投稿。保育者に人気のある「にじ」を例に、リズムにアンティシペーションが見られる等「J.ポップのようなリズム、コード進行の歌を幼児に教えているとすれば、発達段階に応じて系統的に作成されるべき学校教育のカリキュラムも問い直されることになる」として、その是非を問う企画である。幼小の歌唱教材に関してはその連携が全く考えられていないばかりか、保育現場での歌唱の在り方についてはねらいの設定も曖昧で、子どもが楽しそうに歌うというだけでどんな曲も選曲してしまう実情があると感じている。一方、日本語による子どもの歌では1拍に自在に納められるモーラに従い、語や節の言い切りまで何拍かかるかという拍数の変化を楽しむような面もあり、必ずしも譜面からの情報だけでは判断がつかないのではないかと考えている。子どもの歌のリズム的側面に関するこれまでの研究成果をもとに幼小の歌唱教材に関する今後の研究課題を提案した。 |