マツモト アキヒロ
Akihiro Matsumoto
松本 晃裕 所属 十文字学園女子大学 人間生活学部 食物栄養学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1999 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | (英文原著論文) Kinetics of oxygen uptake at onset of exercise related to cardiac output, but not to arteriovenous oxygen difference in patients with chronic heart failure.(うっ血性心不全患者において運動開始時における酸素摂取量の動態は動静脈酸素含有量較差ではなく心拍出量の増加の速さに関連がある) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | American Journal of Cardiology, |
巻・号・頁 | 83,1573-1576頁 |
著者・共著者 | Akihiro Matsumoto, Haruki Itoh, Ikuo Yokoyama, Teruhiko Aoyagi, Seiryo Sugiura, Yasunobu Hirata, Makoto Kato, Shin-ichi Momomura. |
概要 | 嫌気性代謝閾値以下の一定強度の運動を開始すると、酸素摂取量は3分以内に定常状態に達することが知られているが、慢性心不全患者では酸素摂取量の増加が遅くなっていることがその原因を検討した。運動開始後4分間の間に酸素摂取量測定と、前もって挿入された右心カテーテルにより運動中の肺動脈の混合静脈血酸素飽和度を連続的に測定し、Fick法にて心拍出量を、さらに動静脈酸素含有量較差を計算して求めた。運動開始後の酸素摂取量の増加の速さの規定因子は、動静脈酸素含有量較差ではなく心拍出量の増加の速さであり、重症の心不全患者では酸素摂取量と心拍出量の増加が遅延していた。また運動開始時の酸素摂取量と心拍出量の増加の速さを測定することにより、運動耐容能や最大運動時の心拍出量を推定することができると考えられた。 |