オチアイ マユ
Mayu Ochiai
落合 真裕 所属 十文字学園女子大学 教育人文学部 文芸文化学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/03 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 『真面目が肝心』における笑いの仕掛け |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 十文字学園女子大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第47集,81-89頁 |
概要 | 『真面目が肝心』は風習喜劇の大傑作とと評されている作品である。この作品における笑いの仕掛けを、「非現実的でナンセンス的な世界」と、「諺・警句的表現の変形」に注目して分析した。いずれもブルジョア的道徳観、俗物主義、偽善に対するワイルドの非難が込められているのだが、さほど深刻さを帯びず、むしろ観客の笑いを誘う仕掛けとなっている。ワイルドは社会の風潮や体制に不満をぶつける以上に、観客たちに笑う、楽しむという人間が生まれながらにして持つ本能の解放の機会を与えていることを笑いの仕掛けを切り口にを論じた。 |