カザマ フミアキ   Fumiaki Kazama
  風間 文明
   所属   十文字学園女子大学  教育人文学部 心理学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2007/06
形態種別 その他
標題 犯罪の被告と被害者の属性が裁判員の刑罰判断に及ぼす影響
執筆形態 単著
掲載誌名 平成17・18年度科学研究費補助金 (基盤研究(C)) 課題番号:17530455 研究成果報告書
掲載区分国内
概要 2009年度から導入される裁判員制度を念頭に置き、法的専門知識をもたない一般社会人が逸脱行動に対する刑期の判断を行う際に、行為者の地位によってどのような影響を受けるかを、質問紙調査によって実証した。大学所在市の住民基本台帳から無作為抽出した一般社会人を対象にした調査結果から、刑期の判断については、行為者の社会的地位の影響を受けないことが示された。しかし非難感情については、高地位者に対する方が低地位者に対してよりも強かった。裁判員制度において、専門知識を持たない一般市民は感情的な判断をしがちではないかとの危惧に対して、非難の感情が強くても、それが刑期に直接反映されるわけではないことが示された。