コバヤシ ミノル   Minoru Kobayashi
  小林 実
   所属   十文字学園女子大学  教育人文学部 文芸文化学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/03
形態種別 研究論文
標題 神西清とプーシキン―翻訳家の散文精神―
執筆形態 単著
掲載誌名 『十文字学園女子大学短期大学部 研究紀要』
掲載区分国内
巻・号・頁 第45集,71-85頁
概要 ロシア文学者の神西清が戦後発表した3冊のプーシキン作品(『プーシキン遺珠』『プーシキン短篇集』『荘園ものがたり』)を取り上げ、いずれも散文作品集でありながら、詩人プーシキンが試みた散文という文学史的意義を踏まえた選集であることを確認したうえで、その時期の神西の「散文」に関するこだわりが、戦前すでにフランス文学者の間で話題となった「散文」とロマネスクについての問題を引くものであることを検証し、フランス文学の知識をもつロシア文学者としての特性が、神西独自のプーシキン理解をもたらしていることを論じた。