ナガタ ミズエ
Mizue Nagata
長田 瑞恵 所属 十文字学園女子大学 教育人文学部 幼児教育学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 現在における幼児の育ちの傾向(7)―発達評価における発達パターンの縦断的検討― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 十文字学園女子大学 人間生活学部紀要 |
担当範囲 | 第8巻, p.1-15 |
著者・共著者 | 長田瑞恵・関口はつ江・野口隆子 |
概要 | 本研究では,幼稚園入園から卒園までの三年度4時点に亘り,発達評価の個人差に焦点を当てて検討した。調査の各時点における6領域の達成率の高さやバランスによって発達のパターンを分類したクラスタ分析の結果に基づき,各時点において対象児がどのクラスタに属するかを分類したのちに,その分類を子ども一人一人について時系列につなぐことによって, 3年間にどのような発達パターンの変遷を示すかを検討した。その結果,全体としては,調査各時点間でのクラスタの遷移の仕方は非常に多様であることが示された。その一方で,第1回調査における集団内の相対的な相対的位置は,その後も一貫して続く傾向があることが伺われた。したがって,幼児期の発達のプロセスは,当初どの程度の達成率にあったかという初期状態の影響を受けつつも,それのみに規定されるわけではないと言えよう。第8巻, p.1-15 |